2013年11月8日金曜日

日本映画界を代表する俳優として
活躍している高倉健さんが、
文化勲章受章にあたって
コメントを発表されました。

こういうコメントです。


映画俳優として58年、205本の映画に
出演させていただきました。

大学卒業後、生きるために出会った職業でしたが、
俳優養成所では
「他の人の邪魔になるから見学していてください」と
言われる落ちこぼれでした。

それでも「辛抱ばい」という
母からの言葉を胸に、
国内外の多くの監督から刺激を受け、
それぞれの役の人物の生きざまを通して
社会を知り世界を見ました。

映画は国境を越え言葉を越えて、
「生きる悲しみ」を希望や勇気に
変えることができる力を
秘めていることを知りました。

今後も、この国に生まれて良かったと
思える人物像を演じられるよう、
人生を愛する心、
感動する心を養い続けたいと思います。

映画俳優・高倉健を支えてくださった多くの方々に、
深謝申し上げます。

   どうもありがとうございました。   

 (コメントは、以上)



人の歩みを
健さんは
「生きる悲しみ」と表現されています。

そういうものが確かにあります。

それが映画を通して、
そこに描かれている人と人とのドラマを通して、

「希望や勇気」に変えることができる力を秘めていると、健さんは言われています。

私たちも大きな神様の御手の上に在って、
励まされてまいりましょう。